ナンデモ解決!勉強ブログ
2024.08.28
2024年 大阪大学 和訳問題②
こんにちは!
英才個別学院 井土ヶ谷校の室長の原です!
大阪大学の問題は受験生にとってはとても勉強になる英語なので2問目も一緒にチャレンジしてみませんか!?
それでは行きましょう!
Ask almost any painter or sculptor, famous or not, why they do what they do and they'll give you the same answer: it's a compulsion.
(著名な方であれ、そうでない方であれ、ほとんどの画家や彫刻家に、なぜ彼らが自分の取り組んでいることをするのか尋ねてみてください。すると、彼らは同じ答えを返すでしょう。「それは強迫観念ゆえである」と。)
文法説明
almost any painter or sculptor ➡「ほとんどすべての画家や彫刻家」という意味で、askの目的語にあたる部分。特に、almostは副詞であるので、単体では使えないので注意!
famous or not➡「有名かどうかに関わらず」という挿入で、前の名詞「painter or sculptor」のことを詳しくしています。
why they do what they do➡ 「彼らが自分のしていることをする理由」という関係代名詞を含む節。
Whatは「SがVすること」や「OをVすること」など不完全な部分を補う形で、「~すること」と訳します。
Compulsion➡強迫観念
Ask them what advice they might have for an aspiring artist and they'll probably caution you not to attempt a career as one unless you feel you have absolutely no other option.
(彼らに、将来有望な芸術家に対してどんな助言があるかを尋ねてみてください。すると、彼らはおそらく、他に全く選択肢がないと感じない限り、芸術家としてのキャリアを目指さないようにと注意を促すでしょう。)
文法説明
what advice they might have for an aspiring artist➡「将来有望な芸術家に対して彼らがどんな助言を持っているか」という内容を尋ねる間接疑問文です。間接疑問文の形は疑問詞+S+V~という語順になりますね。
Aspire➡熱望する。Aspiring➡有望な
Caution O not to V➡OにVしないようにと忠告する。
Unless S+V~=If S+not+V~「~でないならば」を意味します。
The seasoned artist knows, usually through bitter experience, that making art can be a miserable, endless cycle of frustration and disappointment.
(経験豊富な芸術家は、たいていは辛い経験を通じて、芸術を作り出すことが、いらだちと失望という惨めで終わりのないサイクルでありうると知っているのです。)
文法説明
Seasoned➡本来はシーズニングなどという日本語にもあるように、味付けされたという意味なのですが、今回は修飾する単語が芸術家なので、熟練された、や、経験豊かな と訳すのがよいでしょう。
usually through bitter experience➡「通常は辛い経験を通じて」という副詞句が挿入されています。
これは訳が変にならなければどこに入れてもよいと思います。
that making art can be a miserable, endless cycle of frustration and disappointment➡ that 以下は、knows の目的語として「芸術を作り出すことが、いらだちと失望という惨めで終わりのないサイクルでありうる」という内容を示す名詞節となっています。
The French artist Paul Cézanne, perhaps the greatest painter of the modern era, died in 1906 thinking he had failed.
(フランスの画家ポール・セザンヌは、おそらく近代の最も偉大な画家ですが、彼は1906年に自分が失敗してしまったという風に絶望を抱きながら、亡くなりました。)
文法説明
The French artist Paul Cézanne➡ 主語「フランスの画家ポール・セザンヌ」。
perhaps the greatest painter of the modern era➡こちらも「おそらく近代の最も偉大な画家」という挿入句です。 Paul Cézanneを説明していますので、前後どちらにつけてもおかしくはないでしょう。
thinking he had failed➡diedに続く分詞構文。直訳すると「彼が失敗したと考えながら」という意味で、thinkingが理由や同時発生の状況を示しますが、直訳をしたうえで、文脈からもう少し膨らませた役にするとより得点力が上がるかもしれません。
セザンヌという有名な画家も出てくるので、そういった知識がある方はより
読みやすかったかもしれませんね!!✨
すべてスラスラ読めるようになるまで最低7回は音読したいですね!!