自己効力感と成績向上の関連性
まず、自己効力感が成績に与える影響を調査した実験をご紹介します。
心理学者のバンデューラ (Bandura, A.) は、1997年に発表した研究で、500人の中学生を対象に自己効力感と成績の関連性を調査しました。
この研究では、自己効力感が高い学生は、自己効力感が低い学生に比べて、平均で15%も高い成績を記録したという結果が得られています。
この研究は、「自己効力感が高いほど、学業成績も向上する」ということを示しており、自己効力感を高めることが、成績向上につながる重要な要素であることを裏付けています!
ソース
Bandura, A. (1997). Self-Efficacy: The Exercise of Control. W.H. Freeman and Company.
発表年: 1997年
実施期間: 1年間
サンプルサイズ: 500人の中学生
モデリングの活用による自己効力感の向上
次に、モデリング(他者の成功体験を観察すること)が自己効力感を高める方法について紹介します!
シュンクとハンソン (Schunk & Hanson) の1985年の研究によると、他者の成功体験を見ることで、自分も同じように成功できるという感覚が強まり、自己効力感が向上することが示されています。
この研究では、80名の中学生を対象に、教師が算数の問題を解く様子を見せる実験を行いました。結果、学生たちの自己効力感が向上し、学習成果も向上したことが確認されました。このように、他者の成功体験を目にすることは、自己効力感を高める効果的な方法であり、それが成績向上に貢献してくれるのです!
ソース
Schunk, D. H., & Hanson, A. R. (1985). Peer models: Influence on children's self-efficacy and achievement. Journal of Educational Psychology, 77(3), 313-322.
発表年: 1985年
実施期間: 4週間
サンプルサイズ: 80名の中学生
まとめ
これらの研究結果からわかるように、自己効力感を高めることは、成績向上に非常に効果的です!!
そして、自己効力感を高めるためには、他者の成功体験をモデリングすることが有効です。
英才個別学院では、皆さんが成功体験を積み重ね、自信を持って学習に取り組めるよう
これからもサポートをし続けます!🔥
ぜひ、モデリングをして、自分自身の成長につなげていきましょう!!