ナンデモ解決!勉強ブログ

2024.03.20

これまでの常識を変えることは非常に難しい【天動説VS地動説】

#室長の世界史から学ぶ教訓講座

こんにちは!

英才個別学院 井土ヶ谷校の室長の原です!

久しぶりに世界史から学べる教訓の
1つを軽く紹介します!

今回のテーマは

天動説VS地動説

です!

まず、天動説と地動説の歴史的な
変遷をお伝えしますね!

天動説は、地球を宇宙の中心として、他の天体(太陽、月、惑星)が地球を中心に回っているとする考え方です。

この理論は古代ギリシャの時代に遡ります。世界史選択者のみならず皆さん知っている方の多い、かの有名な哲学者アリストテレスや、世界史の中で出てくる天文学者プトレマイオスによってこの理論は提唱されました。

その後、長い間ヨーロッパの中心的な宇宙観として受け入れられていました。

今考えれば地球は止まっていて、地球の周りが動いてるなんて思いませんが、昔はそれが、【常識】だったわけですね。


しかし、16世紀から17世紀にかけて、コペルニクス、ガリレオ、ケプラー、ニュートンらの研究により、実際には地球を含む惑星が太陽を中心に回っている(地動説)ことが証明され、天動説は徐々に否定されるようになったわけですね。

しかし、その道のりは決して簡単ではありませんでした。

まず、ポーランドのコペルニクスが最初に【天球の回転について】より、地動説の原型となる理論を提唱しました。

しかし、当時のキリスト教中心のヨーロッパ世界では、天動説が当然とみなされていたので、この理論を彼が生きている間に定着させることはできませんでした。

その後、かの有名なイタリアのガリレオ・ガリレイが、コペルニクスの理論をより強固なものにする様々な証拠を発見し、地動説の有効性を高めました。

しかし、彼の地動説の支持は結局、ローマ・カトリック教会から認められることはなく、終生軟禁されるという結果にもなりました。

彼の有名なエピソードとして、裁判の中で自分の研究を無理やり撤回させられた一方で、「それでも地球は回っている」と呟いたというものが有名ですね。

こんな天才であっても変えられなかった。

そして、天動説が科学理論として定着するようになったのはその後、かの有名なケプラーやニュートンが出てきてからです。


現在では正しいとされている地動説の証明はコペルニクスの提唱から、人々の価値観を変えて社会に定着するまでおよそ200年間ほどかかったのです。

ここから、我々の普段の【常識】を変えるのは簡単ではありません。

それは理論的に間違っていても、なのです。

ですから、この時代の変化に合わせて変化を受け入れられるようにするためにも私は学びの大切さを感じています。

学びはすなわち、今までの自分から新たな自分になることと同義と言ってもいいと思います。

学生の皆さんは学問的な勉強をしてくれていますが、大人の私も常に新しい学びをして昨日の自分よりもパワーアップしたいと思っています。

そして、そこで学んだことをもちろん皆さんにお伝えします!!


学生も大人もこれから一緒に勉強し続けましょう!👍

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